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2019-04-11

一年経って家族で石垣島へ

『一年経って家族で石垣島へ』

石垣島に行ったことがある人と話をすると、空港から車で外にでた瞬間、見渡す限り何もない予想外の光景に驚いたといいます。

ガイドブックはどの本もキラキラしていて、南国リゾートとして表現されているので、イメージしていた感じと違った光景が眼下に広がるからだと思います。

私が家族に見せたかったのはまさにそこ。

人の手があまり入っていない「自然」の美しさと怖いくらいの生命力です。リゾートやマリンアクティビティを満喫ではなく石垣島を肌で感じる旅。

いつも見ている田んぼや畑や川を自然だと思っている(見たことがないので当たり前)子供たちに本当の「自然」の状態を知ってもらおうと思ったのです。

又、島の大きさがほどよく(岐阜市くらいの大きさ)、水の大切さやゴミの処分の大変さ、食べ物や生活雑貨の流通など、普段は大きすぎて見えてこないリアルな人の生活の裏の部分を子供たちに伝えることができました。建物を「つくる」ことも「こわす」ことも大変なんだろうということも改めて実感。

「自然」とならんでもう一つ感じてもらいたかったのが「島の人」の人柄。

島民みなさんが自分たちで島を守ろうとしている竹富島の人、自然体験ツアーのガイドさん、宿泊先のホテルの人、シーサーの職人さん、お世話になった不動産屋さんなどなど。

「いい人」と言い表すだけでは伝えられない「自然な人」です。

街も人も過剰なサービスがなく対応も無理がない。そこが嘘っぽくなくて魅力的。見返りを求めていない本当のやさしさなのかなと感じてます。

自然が豊かだからか、海に囲まれた島だからなのか、どうしたらそうなれるのかはまだ分かりません。島の人も島に移住した人もそうなるんだから不思議。

旅行としては、僕が一番楽しみにしていた星空が今回も全日程アウト(交換レンズと三脚も持って行ったのに)。カンムリワシにも出会えず、最終日にとっておいた「ゆし豆腐」のお店も臨時休業。買えばよかったと思うお土産も多数。などなど心残りばかりです。

また行けばいいよね、、、と。

帰宅したあと「あー楽しかったぁ」と楽しい思い出で満たされるのではなくて、何日経っても身体の中心の奥深くの方に「ジワリジワリ」と体験したことが問いかけてくる。そんな余韻がずっと続くから不思議な感覚です。

最後に旅の目的の確認。

子供たちに「石垣島は何がよかった?」と聞いたら「みーんなやさしかった」と言いました。

星空は見えず、海も冷たかったですが、旅は成功したようです。また行けるように日々頑張ります。

広いところがあるとまず走る
海をみる長男
想定外の冷たさ
星の砂とか貝とか
奥に見えるのが竹富島
竹富島の海
ガイドさんの子供は来年15歳で島を出るとのこと
海ばかりで山の写真がない
アスファルト舗装されていない道を自転車で走るのが大変だと気付かされる
偶然、シーサーの日に行った井上さんの工房
やった!と思ったら羽田行きのスターウォーズ機
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