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2018-09-13

居心地の良さ

『居心地の良さ』

9月から1階に入居して下さっている方から「今までの場所と気持ちが違うんです」とおっしゃって頂きました。
首を垂れはじめた稲穂が揺れる田んぼを眺めながら話されていました。

『居心地の良さ』が最近自分のキーワードみたいになっていて、本や雑誌を見てみたり(& Premiun 9がちょうど特集だった)、居心地がよいだろうなと思うカフェに行ってみたりして答えを探しています。

簡単に答えが見つかる課題ではないですが、今の段階で思っているのは『居心地の良さ』って絶対的な空間やモノではないんだなということです。

ある人にとって、今抱えている仕事とストレスの量、家族や友人との距離感や時間の使い方、今の自分が外の環境に対して開放的か閉鎖的か(かまってほしいのか放っておいて欲しいのか)。日々変わっていく自分を取り巻く環境が『居心地の良さ』を左右しています。

先日、名古屋に行った時に以前から気になっていたカフェで仕事をしてみました。雰囲気がよくて、清潔で、明るくて、コーヒーもお菓子も美味しく、店主の方もとても魅力的でした。確かに『居心地が良い』ところで仕事もはかどりました。
でも、その後家に帰ってきたら『家の方が好きかも』と思いました。我が家は築30年で家族4人1LDKのスペースですが、昼間は子供たちもいないのでダイニングで仕事に集中できる。田んぼの真ん中の4階ということもあり、鳥の声と風の音がして空気がすーっとしています。

今の自分にとっての『居心地の良さ』はこれかと思いました。
背伸びせず、無理せず、自分に正直になると心地よい『居場所』が見つかるかも知れませんね。

今、一緒に土地探しをしている方とは「10年後を想像して自分たちがなりたい姿」を想像できる土地なのかを家族でしっかり考えて選択しましょうと話しています。
『居心地の良さ』を見つけるには「自分と向き合う時間を持つ」ことのような気がします。
そんな時間を一緒に過ごしながらの居場所探し(不動産屋としての土地探し)はとても楽しいです。パッと見てよいものが自分たちに合っていなかったり、逆にじっくり考えると魅力がジワジワ沸いてきたり。

今日はこれから気の置けない仲間とペリカンビルの中でヨガの時間です。
自分の心をいつも平穏にしてくれる「仲間」もとても大切な『居心地の良さ』の一部分です。
それぞれが自分の時間を大切にしつつ、程よく仕事の話も、家族の話もするけど必要以上に相手に干渉しない。そこが好きです。

これからも『居心地の良さ』ってなんだろうを探していきます。

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