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2019-02-06

自然は先生

『自然は先生』

普段の何気ないことで、自然から学ぶことが多いものです。

今日は週に一度のビルの掃除の日。
掃除を終えてから、ずっと気になっていた紫陽花の剪定をしました。

小さな花をたくさん咲かせたいので、芽の上の部分を落としたり、枯れた枝を切ったりしました。紫陽花の季節が楽しみです。

庭の木々は冬の間は休んでいます。不思議なもので春や夏とは違ってシーンとしているのが分かります。紫陽花も葉もなく休憩中です。

花が咲き終わると花を切って、冬にもう一度枯れた枝や芽の上で切ります。
この作業をしながら、今の時期の自分も剪定の時期だなと考えていました。

昨年うまくいった仕事はきっぱりと忘れる。

春からの仕事をしっかりやるために力を蓄える。

焦らず、慌てず準備して季節がやってくるのを待つ。

自分に言い聞かせながら枝を伐っていました(今年は勉強すると決めたんでした)。

建築でも自然から学ぶことは本当にたくさんあります。

忘れがちですが、自然に人間が敵うはずはない、自然をコントロールしようという気持ちが間違っていると自然に対して謙虚に考えるようにしています。

どうやったら自然と仲良く過ごせるのか。
そう考えるといいものができていくと思います。

昨春は石垣島に行ってよかったです。
自分のテーマの「豊かさ」を考えることに対するヒントが盛りだくさんな島です。
食べ物、空気、見えるもの、触るもの、着るもの、時間、人など色々なものが真っすぐに自然とつながっているなと感じられます。
その意味でとても自然との向き合い方に気付かされます。

今住んでいるところは、田に囲まれていて決して都会ではないですが、それでも情報がいっぱいです。

たまには、情報の少ない場所で自然に対して感覚を研ぎ澄ますことも大事だなと思います。きっと学ぶことがたくさんあります。

庭師にもらったハサミは怖いくらいに伐れます。
休憩中のアナベルとドウダンツツジ
カシワバアジサイの剪定
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