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「できる限り壊さない建築」

平成元年1月新築、鉄筋コンクリート造4階建てのビルに住んでいます。

使われていなかったビルを2011年3月、震災のあった年に購入と改装を決めました。

世の中はいまだに新しいものがどんどん作られ、壊されていきます。

本物の材料を使ったまだ使える建物が壊され、使い捨ての建築が多く作られています。

私たちの時代で必要なことは、できる限り地球に負荷を与えない生き方だと思っています。

建築は地球環境に大きな影響を及ぼす仕事で、まだまだできることがたくさん残っている分野だと考えます。

新築時の製造エネルギー、日々のエネルギー消費、解体時の廃棄物削減。

健康という側面においても建築が持つ責任は今後益々大きくなっていきます。

自然の力を利用したり、長持ちする素材を採用すること。
永く住みたくなるような住環境を作ることで、質のよいストックを残す技術は既にあります。

まだ使える建築物の快適性を向上させ「できる限り壊さず」リデザインして使うことには可能性やワクワクするような魅力が埋もれています。

「できる限り壊さず」、新しくつくるものは「できる限り壊さなくてよい」建築物とすることが私の使命です。

地球、家族、健康。 建築を通して未来のためにできることを提案していきます。